凍結工法

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仕事
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配管工事でどうしても稼働中で止められないラインやバルブが古くて閉じきれなく流体が動いてしまう配管を凍結させて切替作業など行える工法があること知ってますか?
初めて凍結工法を体験したので作業方法など体験したをまとめてみました

凍結工法が必要になった経緯

今回は設備の入れ替えに伴う配管撤去を施工したが、枝分かれのバルブがさび付いて完全に締まりきらず、水が止まらなかった、またメインのラインは稼働中なので止められないので、凍結工法でバルブ下流側を切断しフランジを溶接し閉止フランジで縁切り、そこから下流側の配管は撤去

凍結工法が可能な条件

条件としては、まず管内が満水を保てることで、何処からかもリーク(漏れ)が無いこと。
管内に流れがあると完全に凍結出来ない場合がある。
凍結は管の外側から管の中心に向かって進む為、流れがあると管の中心に流体の通り道が出来て凍結しないとのことで、時間と液体窒素量が必要とのことです。

施工方法

予め凍結させる場所と縁切りするところを打ち合わせ(凍結箇所と加工箇所が近すぎると熱で溶けだし加工できなくなる)
この場合取り返しのつかないことになりこともありうるので、打合せは大切です
施工方法の道具を見てみると、発泡スチロールの箱(配管サイズにより箱の大きさは変わる)
箱は半分に分割、配管を貫通させる加工をして、箱をコーキングで貼り合わせ、液体窒素をそこに溜めて凍結させていくという流れでした。

見極めはやはりプロにしてもらいました

当然のことですが、凍結したかしていないかの見極めは凍結工法のプロにしてもらい
ドレンのラインがあれば、流れが止まっているか確認をして、GOが出てかの切断加工です
今回は加工箇所がエルボーの下流だったので配管内を覗き込んでも凍結箇所が見えませんでした
このような工事では他メインのラインを止めて止めていないので時間にあまり余裕がないので次のステップへドンドン進めていきます
念のために切断後は止水プラグで塞いでフランジを溶接、溶接後は配管内を掃除異物がないか確認して閉止フランジ取付て、液体窒素を回収し発泡スチロールの箱を撤去、凍結を解凍し縁切り工事が完了

管を温めて解凍しフランジから漏れがないことをかくにんご錆止め塗装をして、完了

まとめ

今回初めて凍結工法を施工経験しましたが、メインのラインを稼働しながらの工事ということでそれなりのリスクを伴います。
凍結箇所の選定打合せ
縁切り箇所の選定打合せ
確実に凍結したかどうかの見極め
ドレンラインのリークチェック
短時間での切断と溶接、閉止フランジ取付
凍結箇所の解凍、復旧
今回は比較的上手くできたほうだと思いますが何よりも事前準備がやはり一番大切です。
ご安全に‼


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