以前から使用していたフルハーネスをタジマ製ZSからタイタン製に交換し腰道具を組み替えて使用することにしてみました。気になる使用感と大まかな両者の違いを比較チェックしました。
バックル全て軽量なアルミ製ワンタッチバックル
タイタンPangea Horizonはベルトがソフトなタイプで全体のベルト幅は胸ベルトは25mm
肩、腿、骨盤は40mmで使用されているバックルは胸ベルト、腿ベルト共にアルミ製で
軽量でしかもカッコイイ。
腿ベルトを除いたベルトはしなやかなタイプの作りです。
胸ベルトベルトバックル 腿ベルトのバックル 腿ベルトの折り返し縫製部分
Pangea Horizonの基本的なスペック
2020年業務用装身具の部門でグッドデザイン受賞している製品で安全性能とシンプルなデザインで
見た目に圧迫感もなく、作業中の身体への締付感などもさほど感じない。
使用可能質量は130㎏で本体の重量(ショルダーパット)なしで約990gと軽量なほうです。
サイズは S/M/L/LLと体に合わせて細かく設定されているのでフィットするものが選びやすいです。
カラーはブラックとシルバーがあり好みで選べるところも嬉しい
また腿ベルトはCANYONはV字型HORIZONは水平型で好みに合わせて選べるのも嬉しいところです
CANYONシリーズはいわゆるX型で腿ベルトはやや水平に近いV字でカラーも高視認性のオレンジレッドもあり好みによって選ぶことができる。
このフルハーネスを使うメリット
- ベルトは全体にしなやかな素材で体にフィットするが動きを阻害しない作り
- 快適性が高い。着心地も良い。腿ベルトは水平タイプであるが前と後ろで吊ってあるのでずり落ちないし特殊な縫製がしてあるので型崩れしない
- 取り外し可能な肩パッドが標準装備されて肩への負担軽減、汚れたら外して洗濯し清潔に保てる
- 胴ベルトを通すガイドが標準で付いているので、すぐに胴ベルトを装着できる、53mmまで対応
- オシャレな?ストレージバッグが標準で付いているので、使用後は収納し持ち運べる
このハーネスのデメリット
- ※ H型なのでY型よりも腰道具を取り付ける箇所がだいぶ減る
- 胴ベルト取付ガイド前後合わせて標準4箇所なので胴当パットの種類によっては上手く付かない
- 本体のみの値段が他のものよりも少し高い
- ランヤードは付いていないので別途に用意しなければすぐに使用できない
参考ですが現在使用中のランヤードです
RICORO-N リコロN ロック装置付巻き取り機
自動巻き取りで作業中最適な長さを保ってくれるのでブラブラして引っかかったり邪魔にならない
また、ロック機能付きで万が一墜落時、瞬時にストラップ送り出しがストップ、落下距離を最短にでき衝撃も最小限に
小型の巻き取りリールが背中側に、ショックアブソーバーが
フック側にくる作りですが収納時、特に邪魔になるということは全くありません。
腰道具を付ける数を増やす方法
通常、胴ベルトにタジマのセフホルダーなど使用して工具ホルダーを装着して、その時々の作業に応じた工具を付けの作業となると思いますが、このフルハーネスだと横ベルト取り付け用のセフホルダー使用の場合、最低でも取付箇所が2か所減ってしまいます。
そこで胴ベルト取付ガイドにタジマの縦バンド用のセフホルダーを取り付けてみました。
取り付け方は少々、力技が必要ですが、通常の縦バンド後付けホルダー同様です。
わかりずらいのでペイントで編集!
プロフェッショナルな人に使って欲しい製品です
しょうしょう値段ははりますが、軽量でしなやかスリムなベルトを使い特殊な縫製もしてあり、
デザインもいいこのフルハーネスを使ってカッコよく仕事をしてみてはどうでしょうか。
ランヤードは使用用途に合わせて別途に購入するようですが、お気に入りの保護具を毎日、身につけて気分よく作業し、いざという時に自分の身を守ってくれる製品を手にしてみてはいかがでしょうか?