帝京大学高等学校ラグビー部
現在、部ははもう存在していないが今から40年前、ラグビー部創部第一期生が集められ入学式よりも早くから練習に参加、多分初日に配られたこのノート。ちなみに指導者も指導者一年生
大したことは書いてないが、誤字、脱字いっぱい、ろくに漢字も使ってない。ミーティング内容とかも書いてあり、今見てもためになるような内容が少し書いてある。
中身は少しずつ公開しようと思いますがその前に
ポジション フォワード
記憶は定かではないが、入学式前から練習に通い最初のミーティングでポジションについての講義があったような覚え。覚えてる範囲、少し書き記してみたいと思う。
ほんとうの指導者でないので間違っているかもなんですが、今現在指導者の方々のお目に止まって違う所が有れば教えていただければと思います。
- フロントロー NO1左プロップ NO2フッカー NO3右プロップ
- 彼らはチームの顔、そして強靭な体と精神力の持ち主、なぜなら彼らの前には常に15人の敵
- そして彼らの後ろには12人の味方、スクラム組む時はその体で2トン近くの重量(力)を受けとめる、押し合い、耐え忍ぶ。代替えの効かない専門職だ。フッカーには足先の器用さ、ラインアウト時スローイングの正確性が要求される、正に職人。
- セカンドロー ロック NO4左ロック NO5右ロック チームの中で最も体が大きな選手でスクラムではちょうど真ん中ポジションになる。プロップを後方からしっかりと両肩で押すことが要求される。当時は縁の下の力持ちといってたが、今では最も中心的存在。
- ラインアウトでの空中戦も重要な仕事。
- バックロー フランカー NO6左フランカー NO7右フランカー NO8 エイトマン、チームの中心的なポジション最もフィジカルに優れていて攻撃、守備共に一番ボールに絡む場所、特にNO8はフォワードのまとめ役、15人の中で前からも後ろからも真ん中。まさに中心的存在
ポジション バックス
ハーフバック NO9 SH スクラムハーフ、 ゲーム中一番ボールに触る回数が多いポジション、フォワードの一番近くにいつもいて、バックスへのパス、フォワードを動かす又はキックなどゲームを組み立てる役割をもつ。いかなる場合も正確なパスが要求されるパスの名手。攻守ともにいつもボールのそばにいるので走力もなくてはならない。
NO10 SO スタンドオフ ゲームをSHとともに、組み立てる司令塔、パスはもちろん正確なキックも要求される。バックスでの攻撃時、瞬時にサインプレイなど的確な判断とディフェンス時は、相手フランカー陣などにも当たり負けないタフさが必要。
NO11左ウイング NO14右ウイング ウイングスリークォーターバック WTB彼ら2人はチームいちの瞬足、密集又はセットプレーからボールが展開され一番外側でボールを受け取り、ゴールラインラインを目指して相手を振り切りトライをとるのが仕事だ。ディフェンス時は自分の反対側が破られれば全力でカバーに回り相手を捕まえゴールを守る。
- 解りずらい説明だけど、とにかく反対側も守るということです。
NO12 NO13センタースリークォーターバック CTB 左センター 右センター又は右左関係なく、インサイド アウトサイドセンター、セットプレーからは彼らの所で大体最初に接触が発生、正確なボールコントロールと強いフィジカルがそして負けん気の強さも要求される、攻守共に起点となる場合が一番多いい。
NO15 FB フルバック 直訳すると一番後ろ、このポジションはチーム一番の勇者だ。彼のうしろには誰もいない、仲間14人の背中を見つめ、15人の敵の顔を見ている。守備範囲はバックスの裏側、自陣全域、最後の砦、キック処理も大事な役割でボール感センスが良くないと務まらない。相手が大勢で攻め込んできても勇気をもってタックルして止める役割、攻撃にも一番のうしろからトップスピードで参加し相手ディフェンスをこじあける。
自分のポジション
当時は一時間位話を聞いてたと思うがおぼえてない。どこのポジションやりたいか?どこが自分に適してるか考えてこい、みたいに言われた覚え。
その後ポジション発表されたが、フォワード、フォワードバックス、バックスみたいなハッキリしない発表だった。
この歳になって解ったポジション
ラグビーってある意味社会生活そのもので、会社の営業、製造、経理、経営陣、いろんな部署との関わり合い方を練習したんだと思う。実際は上手くいかないこも沢山あるのだけど、お互い信頼しあえってこと。試合が終われば敵も味方もないノーサイド