職場における熱中症対策を強化するため、令和7年6月1日から改正労働安全衛生規則が施行されたことにともない、第2-2-4にも記述されていますが、
熱を吸収し、または保熱しやすい服装はさけ透湿性及び通気性の良い服装を着用させること。
暑さとの戦いは、作業の効率や安全性を左右する大切なポイントです。これまで空調服がその解決策として活躍してきましたが、新たな冷却技術「ペルチェ」が注目を集めています。進化を遂げた冷却技術が、どのように作業環境を革新するのか。その背景と可能性を探ります！⛏️❄️
空調服メリット
- 空調服は作業環境を快適にするための優れたアイテムです。
- 空調服は内蔵ファンを使い、体表面に風を流すことで、熱を効率的に逃がします。
- 炎天下での外作業や、暑い室内での作業でも、ある程度の涼しさを実感できます。風量をこまめに調整すれば、バッテリーの持続性もあり、長時間の使用が可能です。
- 無駄な発汗をある程度防げ、汗をかいているほど気化熱で涼しく感じることができます。
- 空調服は熱中症対策として、多くの作業現場で重宝される必需品です。
建築や設備関係の現場では着用を強く推奨されています。
空調服デメリット
- ファンによる風流のみのため、湿気や強い熱への対応力に限界があります。
- フルハーネス使用時はハーネスで風が遮断され専用下地ベストやウェアが必要な場合が多く、使用範囲が限定されることがあります。現在はフルハーネス用の空調服が多数でています。
- 外気温が高く直射日光があたるような過酷な夏の環境では、取り込む空気も外気温と同じなので、風だけでは体感温度を下げきれず、効果が薄れ、暑く感じることも。
ペルチェとは？
ペルチェ素子とは半導体の一種で、 熱電効果を利用した装置で、電気を通すことで冷却プレートを冷やす仕組みです。インナーなどの上から肌に触れることで、涼しさを効率よく届けます。
この性質を利用して空調服の中の空気も冷却しようと考えたのが、長信ジャパンのGP980・GB428のようなペルチェ一体型ファンは、空調服に付属する形で使用されます。環境温度を最大で-25℃まで低下させることが可能です。（実際ここまで温度をさげることはしませんが）
長信ジャパンのGP980・GB428のようなペルチェ一体型ファンは従来の空調服とは異なり、風と冷却プレートを同時に利用するイイトコドリな技術です。
この組み合わせで空調服内に取り込んだ空気は冷やされ外気と同じ温度ではなくなります。
こちらは参考までに、他にも色々なペルチェ素子を使ったウェアーがたくさん出ているのでご自身の作業スタイルや現場で使いやすいものを探してみてください。
手元に持っていウェアーの穴が90Φの穴であれば取り付けは可能です
他にも下記からいろんなタイプの空調服やペルチェべすとなど紹介しています。
kajiragu（晃）の楽天Roomです。
色んな商品紹介中。チョットでものぞいてくれたらいれしいです。😍
ペルチェ メリット
- 空調服のようにウェアーが膨らまないのでストレスが軽減。（ペルチェのみでの使用の場合）
- 冷却プレートとファンが付いている場合、風と連動して働き、従来の空調服以上の快適さを提供します。湿度や高温にも強い対応力が特徴です。
- ペルチェによる冷却を実現。炎天下でも涼しさを感じられます。
- 直接体の一部を冷却するので、作業効率を大幅に向上させる頼れる存在です。
ペルチェ デメリット
ペルチェにもいくつかの課題があります。
- また、あまりにも湿度の高いでは結露の可能性もあります。
- 直接太陽光に晒される状況では冷却効果が弱まる場合も。
- バッテリーの消耗はかなり高く一番強く使用しているときは約3.5時間しか持ちません
- 高性能であるがゆえに、空調ファンのみの機構より少し丁寧に扱いたいです。
注意点
バッテリーはパワフルで大容量なリチウムポリマー電池。リチウムイオン電池よりワンセル当たりの電圧が3.7Vと高いことが特徴です、取り扱いはリチウムイオン等と変わりませんが乱暴な取り扱いはダメです。
１日の作業内容を考えた場合、午前、午後でバッテリーは2個あるのが安心できると思います。
ペルチェ一体型ファン＆バッテリーセットは、空調服と比べてワンランク上の快適さを提供する技術革新です。ぜひ、最先端技術を試してみてください！✨
10月位までは例年、暑い日の作業環境が続きますが、体調に注意してご安全に！
